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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻1号

1989年01月発行

文献概要

資料

リンパ球two-color解析における年齢の影響

著者: 神田享勉15 大島茂2 湯浅和男2 渡辺孝2 横山知行3 鈴木忠3 村田和彦3 岩城孝次4

所属機関: 1群馬県立前橋病院循環器内科 2 3 4 5群馬大学医学部第二内科学教室

ページ範囲:P.103 - P.105

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 リンパ球two-colorサブセットの加齢による影響について検討した.対象は健康な日本成人30人で,年齢は20歳から96歳までである.年齢と正相関を示したサブセットは,CD 8・CD 11(サプレッサーT細胞,NK細胞の一部),dull CD 8・CD 11(NK細胞の一部),CD 4・HLA-DR(活性化インデューサ,ヘルパーT細胞),CD 8・Leu 7(NKサブポピュレーションまたはナチュラルサプレッサー)であった.CD 8・CD 11(細胞障害性T細胞)は,ともに減少傾向にあるが,有意差は認めなかった.種々の疾患群でのリンパ球サブセット判読に際し,加齢の影響を加味する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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