文献詳細
特集 癌の臨床検査
I 癌そのものをとらえる検査 3 癌組織産生物質"腫瘍マーカー"の検査
文献概要
性状
KM01は,ヒト結腸癌株化細胞COLO201を免疫原として,ハイブリドーマ法により,われわれの教室で作製されたモノクローナル抗体KM01抗体で認識される癌関連糖鎖抗原であり,抗体のサブクラスはIgG1である1,2).
KM01はCOLO201細胞膜上に発現するとともに培養上清中にも分泌され,培養上清から抗体カラムで精製されたKM01は,トリプシンやプロナーゼ処理では失活せず,シアリダーゼ処理で失活することから,エピトープにシアル酸が関与していると考えられる(表1).
KM01は,ヒト結腸癌株化細胞COLO201を免疫原として,ハイブリドーマ法により,われわれの教室で作製されたモノクローナル抗体KM01抗体で認識される癌関連糖鎖抗原であり,抗体のサブクラスはIgG1である1,2).
KM01はCOLO201細胞膜上に発現するとともに培養上清中にも分泌され,培養上清から抗体カラムで精製されたKM01は,トリプシンやプロナーゼ処理では失活せず,シアリダーゼ処理で失活することから,エピトープにシアル酸が関与していると考えられる(表1).
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