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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻11号

1989年10月発行

文献概要

特集 癌の臨床検査 I 癌そのものをとらえる検査 3 癌組織産生物質"腫瘍マーカー"の検査

B.各論 8)KM01

著者: 曽山信彦1 大柳治正1 斎藤洋一1

所属機関: 1神戸大学医学部第一外科

ページ範囲:P.1357 - P.1361

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性状
 KM01は,ヒト結腸癌株化細胞COLO201を免疫原として,ハイブリドーマ法により,われわれの教室で作製されたモノクローナル抗体KM01抗体で認識される癌関連糖鎖抗原であり,抗体のサブクラスはIgG1である1,2)
 KM01はCOLO201細胞膜上に発現するとともに培養上清中にも分泌され,培養上清から抗体カラムで精製されたKM01は,トリプシンやプロナーゼ処理では失活せず,シアリダーゼ処理で失活することから,エピトープにシアル酸が関与していると考えられる(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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