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特集 癌の臨床検査 I 癌そのものをとらえる検査 3 癌組織産生物質"腫瘍マーカー"の検査
B.各論 18)PA
著者: 三木誠1
所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.1394 - P.1396
文献購入ページに移動はじめに
PA (prostate specific antigen;前立腺特異抗原)は,1979年にWangら1)がヒト前立腺組織から発見した蛋白質であり,他の臓器および組織には含まれず,ヒト前立腺にのみ存在するといわれる.したがって,前立腺癌の腫瘍マーカーとしては最も普及しているPAP (prostatic acid phosphatase;前立腺性酸性ホスファターゼ)以上の臨床的価値が期待されてきた.しかし,現在までの臨床的検討では,血清PAの測定が血清PAPの測定の価値を大きく凌駕するまでには至っていない.
PA (prostate specific antigen;前立腺特異抗原)は,1979年にWangら1)がヒト前立腺組織から発見した蛋白質であり,他の臓器および組織には含まれず,ヒト前立腺にのみ存在するといわれる.したがって,前立腺癌の腫瘍マーカーとしては最も普及しているPAP (prostatic acid phosphatase;前立腺性酸性ホスファターゼ)以上の臨床的価値が期待されてきた.しかし,現在までの臨床的検討では,血清PAの測定が血清PAPの測定の価値を大きく凌駕するまでには至っていない.
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