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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻11号

1989年10月発行

特集 癌の臨床検査

I 癌そのものをとらえる検査 3 癌組織産生物質"腫瘍マーカー"の検査

B.各論 21)NSE

著者: 有吉寛1 桑原正喜2

所属機関: 1愛知県がんセンター血液化学療法部 2愛知県がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.1404 - P.1407

文献概要

はじめに
 臨床上有用性の高いマーカーの条件と考えられる因子には,腫瘍特異性,腫瘍感受性,臨床経過の正確な反映,あるいは簡便で信頼性の高い測定系の存在などが挙げられるであろう.近年,神経内分泌腫瘍や肺小細胞癌の腫瘍マーカーとして注目を集めている神経特異エノラーゼ(neuron-specific enolase;NSE)は,こうした要件をある水準以上で満足する腫瘍マーカーである.本稿ではNSEの性状と腫瘍マーカーとしての臨床的意義について詳述したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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