icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻11号

1989年10月発行

特集 癌の臨床検査

I 癌そのものをとらえる検査 3 癌組織産生物質"腫瘍マーカー"の検査

C.臓器別腫瘍マーカー 9)造血器腫瘍

著者: 吉田稔1 三浦恭定1

所属機関: 1自治医科大学血液学教室

ページ範囲:P.1437 - P.1441

文献概要

はじめに
 造血器腫瘍のうち日常臨床の場でよく遭遇する疾患は,急性および慢性白血病,悪性リンパ腫,多発性骨髄腫などである.従来はきわめて予後不良とされたこれらの疾患も,近年の多剤併用化学療法や骨髄移植などの進歩により長期生存(治癒)例が増加している.
 本稿では現在臨床上でその診断や治療後の経過観察に有用な腫瘍マーカーについて解説し,近い将来導入が期待される分野についても簡単に紹介する.なお,癌遺伝子についての詳細は別項を参照されたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら