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今月の主題 血小板・凝固・線溶系の分子マーカー 凝固
フィブリン結合マーカー可溶性フィブリンモノマー複合体
著者: 小熊豊1
所属機関: 1富山医科薬科大学医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.1614 - P.1619
文献購入ページに移動 可溶性フイブリンモノマー(Fm)およびその複合体(SFMC)は,血液中でトロンビンが生成されたことを示す指標として,汎発性血管内血液凝固症候群(DIC)をはじめとする凝固亢進状態の診断に重要な役割を果たす.SFMCの測定は,従来はパラコアグレーションテストやゲル濾過法にて行われていたが,近年は簡便で,比較的感度の良い赤血球凝集法が頻用されるようになり,DICなどの緊急スクリーニング検査として欠かせない.本稿では,こうしたSFMCないしFmの測定法と,臨床的意義について概説する.
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