icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻12号

1989年11月発行

文献概要

ME機器と安全・5

医療における放射線安全

著者: 福本一朗1

所属機関: 1シャルマース工科大学応用電子工学科医用電子工学講座

ページ範囲:P.1671 - P.1677

文献購入ページに移動
人体と放射線
 人体は,宇宙から降り注ぐ宇宙線や,自然界に存在している天然放射性物質から常時放射される電離放射線にさらされている(図1).
 19世紀末にレンケン(Röntgen)はX線を発見し,ベクレル(Bequerel)は天然放射性物質を発見した.人類はこれにより,はじめて強力な電離放射線源を手に入れた.これが医学に応用され,X線診断や放射線療法に用いられるようになるまでには,それほどの時間はかからなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?