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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻12号

1989年11月発行

文献概要

研究

ニッケル-ビウレット反応の基礎的検討—特に銅-ビウレット反応との反応特異性に関する比較検討

著者: 松下誠1 入野勤1

所属機関: 1埼玉県立衛生短期大学臨床化学教室

ページ範囲:P.1686 - P.1690

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 ビウレット試薬中の銅の代わりにニッケルを用いるNi-ビウレット反応を設定し,本反応の反応特異性は35種類の物質についてCu-ビウレット反応との比較検討から解析した.本反応の蛋白質に対する感度は従来のビウレット法と同程度であり,しかも本反応で呈色した物質はCu-ビウレット反応のそれの約半数の6種類であった.したがって,本反応はCu-ビウレット反応より蛋白質に対する反応特異性が高いことを明らかにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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