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今月の主題 精神疾患をめぐる臨床検査 技術解説
脳内アミロイド物質
著者: 北本哲之1
所属機関: 1九州大学医学部脳神経病研究施設病理部門
ページ範囲:P.1741 - P.1745
文献購入ページに移動 高齢化社会へ向け,痴呆疾患への関心が高まってきつつある.痴呆をきたす疾患の中で代表的なAlzheimer病とCreutzfeldt-Jakob病には,それぞれ特異的なアミロイド物質が沈着する.近年,生化学的手法の進歩により,それぞれのアミロイド蛋白が分離され,β蛋白,プリオン蛋白と命名された.ここでは,これらのアミロイド蛋白に関し,現在どのようなアプローチが可能であるかを述べた.
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