文献詳細
今月の主題 精神疾患をめぐる臨床検査
話題の病気
文献概要
初老期(50〜64歳)に発症するアルツハイマー病と老年期(65歳以上)の発症である老年痴呆とは,いずれも進行性痴呆を主症状とする脳変性疾患であり,形態学的に同質の所見をもつことからアルツハイマー型痴呆と総称される.種々の基礎的な病態所見が解明されつつあるが,病因はなお不明であり,客観的マーカーの解明や原因療法の開発は今後の研究にまたねばならない.本症の臨床特徴につき,経過と予後を含めて概述した.
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