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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻13号

1989年12月発行

文献概要

研究

Ag-NORs(Nucleolar Organizer Regions)染色の細胞診への応用

著者: 坂本寛文1 山田正子1 田中卓二2 森秀樹2

所属機関: 1東海中央病院臨床検査科 2岐阜大学医学部第一病理

ページ範囲:P.1800 - P.1802

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 細胞診における乳腺,体腔液などの各種臨床材料を用い,1—ステップのAg-NORs染色を行い核内の陽性ドット数をカウントした.その結果,良性細胞は平均値1.8〜2.8,標準偏差0.8〜0.9,悪性細胞は平均値3.8〜5.8,標準偏差1.5〜2.7であり,平均値および標準偏差において良性,悪性の間に有意差(p<0.05)を認め,今後の指標となりうる可能性が示唆され,細胞診材料におけるAg-NORs染色の有用性が確認できた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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