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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻13号

1989年12月発行

文献概要

研究

1秒率70%以上を示す気管支喘息に対する気管支拡張剤吸入の効果

著者: 荒谷清1 松下淳1 野中武麿1 林実1 荒井正夫1 小林利次1 城戸優光2

所属機関: 1産業医科大学病院中央臨床検査部 2産業医科大学呼吸器科

ページ範囲:P.1807 - P.1811

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 FEV1.0%70%以上を示す気管支喘息患者の発作寛解期の肺機能検査の特徴を,気管支拡張剤吸入試験を用いて検討を行った結果,発作寛解期においては,従来より気道閉塞の可逆性の指標として用いられているFEV1.0の改善率20%以上という基準よりも10%以上を基準としたほうが診断精度が高く,臨床的実用性が高いと考えられた.また,この基準に加えMMF25%以上,V5025%以上,V2540%以上の基準を用いた場合,さらに診断精度を高めることが可能であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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