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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻13号

1989年12月発行

資料

各種悪性腫瘍における血中CEA値とTPA値との関係

著者: 小泉文明1 多田加奈江1 小泉智佳1 寺崎茂1 石森章1

所属機関: 1東北大学医学部臨床検査診断学

ページ範囲:P.1812 - P.1816

文献概要

 各種悪性腫瘍610例を対象として血中CEAとTPAを測定し,両者の相互関係につき検討を行った.その結果いずれの腫瘍マーカーとも初発例よりは再発例で高値を示した.また,一部の臓器の悪性腫瘍では両者間に有意の相関関係が認められたが,個々の症例をみると両者の所見が一致しない場合も認められた.以上より両者は別個の腫瘍マーカーであり,CEAのみならずTPAを同時に測定することが診断上意義あるものと考えらる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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