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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻3号

1989年03月発行

文献概要

今月の主題 生体内の酸化と還元 病態解説

好中球異常症

著者: 倉辻忠俊1

所属機関: 1国立小児病院小児医療研究センター

ページ範囲:P.299 - P.307

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 好中球は貪食殺菌,炎症,創傷治癒など,生体にとって大切な働きをなしている.近年の分析化学や遺伝子工学の進歩に伴って,種々のサイトカインや細胞接着や運動をつかさどる物質の単離精製,血液細胞の分化増殖の機序,活性酸素生成における電子伝達の過程などが明らかにされつつある.したがって,好中球異常症もその病因,病態の解析が新しい展開をみせ,再分類の方向にある.出生前診断,遺伝子治療などの研究も急速に進んでおり,臨床への適用が待たれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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