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追悼
故 小酒井 望先生を偲んで
著者: 河合忠12
所属機関: 1日本臨床病理学会 2自治医科大学
ページ範囲:P.309 - P.309
文献購入ページに移動 小酒井望先生には,去る平成元年1月15日夜,ご逝去になられたことは,臨床検査関係者にとって痛恨の極みであります.先生は,昨年の夏,大手術を受けられましたが,その後経過も順調でいろいろな会合にもご出席されていましたので安堵いたしておりました.しかし,新しい元号に変わってから急に体調が悪化されたとのことであります.今回,突然の訃報に接し,ただ呆然として悲しみを表す言葉もありません.
小酒井先生は,戦後間もなく臨床検査の分野を専攻され,国立東京第一病院から順天堂大学臨床病理学教室(現在の類似講座では最古)の初代教授となられました.文字通り,わが国における臨床病理の生みの親のお一人でありました.昭和25年に臨床病理懇談会が発足し,後に日本臨床病理学会に改組されてからも約20年にわたり,庶務幹事,総務幹事として学会の運営にあたられました.そして,昭和46年には,第2代目の学会長に選出され,その後引き続き14年間にわたり学会をリードされ,今日の学会発展の大きな基礎を築き上げられました.
小酒井先生は,戦後間もなく臨床検査の分野を専攻され,国立東京第一病院から順天堂大学臨床病理学教室(現在の類似講座では最古)の初代教授となられました.文字通り,わが国における臨床病理の生みの親のお一人でありました.昭和25年に臨床病理懇談会が発足し,後に日本臨床病理学会に改組されてからも約20年にわたり,庶務幹事,総務幹事として学会の運営にあたられました.そして,昭和46年には,第2代目の学会長に選出され,その後引き続き14年間にわたり学会をリードされ,今日の学会発展の大きな基礎を築き上げられました.
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