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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻4号

1989年04月発行

文献概要

今月の主題 造血器腫瘍の新しい検査 技術解説

可溶性IL−2レセプターの測定

著者: 田川進一1 木谷照夫1

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所附属病院内科

ページ範囲:P.381 - P.384

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 p55IL−2レセプター(IL−2R)はT細胞がIL−2や抗原やマイトゲンなどで刺激されると細胞表面に出現する.最近,抗Tac抗体で認識されるこのIL−2 Rが細胞膜表面のみならず,T細胞やT細胞株の培養上澄,さらにはT細胞性白血病のみならず広くB細胞性白血病患者の血清中,リンパ腫患者,膠原病患者血清中にも見いだされた.このIL−2Rは可溶性IL−2R(soluble IL−2R:sIL−2R)と呼ばれている.このslL−2Rの測定方法について概説し,その測定の臨床的意義について説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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