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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻4号

1989年04月発行

文献概要

資料

腎移植後急性拒絶反応に対する免疫抑制剤Muromonab CD 3投与時のリンパ球サブセットの変動

著者: 樺澤憲治1 長崎聡子1 森田秀2 松山茂3 高橋信好3 鈴木唯司3

所属機関: 1鷹揚郷腎研究所弘前病院臨床検査科 2 3

ページ範囲:P.455 - P.460

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 腎移植後急性拒絶反応に対して,モノクローナル抗体のMuromonab CD 3(以下,OKT 3)を投与した1症例のリンパ球サブセットの変動について,臨床経過とともに観察し,検討した.OKT 3投与直後リンパ球数は,著しい減少を示した.また,ADCC反応のeffector細胞であるNK/K細胞のLeu−7/Leu−11c細胞とLeu−7/Leu−11 c細胞が増加を示し,リンパ球減少との関連が示唆された.OKT 3投与期間中に認められたT細胞はLeu−4(CD 3)マーカーがmodulatedされたLeu−4のLeu−2 a細胞とLeu−3 a細胞であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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