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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻5号

1989年05月発行

文献概要

今月の主題 注目される寄生虫・原虫疾患 総説

注目されている寄生虫・原虫疾患

著者: 髙田季久1

所属機関: 1大阪市立大学医学部医動物学講座

ページ範囲:P.491 - P.498

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 第二次世界大戦後,わずか40年余の間にわが国の官民の協力により,急速に土壌媒介性寄生虫症が減少した.しかし,日本人特有の食生活や習慣のためになおあとを絶たないアニサキス症や,逆に増加したものや,さらには新しく出現したものもある.
 一方,世界の現状は,一部の先進国を除き,40年以前とほとんど変わっていない.それどころか,マラリアのように一時より増加しているものさえある.
 これら内外の寄生虫症の概況を,過去と現在に分けて比較説明し,現在わが国で特に問題とされている寄生虫・原虫症,約30種余について,その感染・発症要因別に分けて表示解説し,読者の寄生虫・原虫症に対する再認識を要望した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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