文献詳細
資料
免疫学的便潜血検査を用いた大腸癌検診
仲尾 美穂1 細井 順子1 藪内 喬子1 津熊 秀明1 村上 良介1 大谷 透1 中西 克己1 木下 典子2 佐藤 正之3 石川 秀樹4 藤本 伊三郎5
1大阪府立成人病センター集団検診第二部 2 3 4 5
pp.587-590
文献概要
40歳以上の職域集団を中心に,免疫学的便潜血検査を用いた大腸癌検診を実施した.
RPHA法一日法の受検者3930人について,潜血検査の陽性率に性差はなかったが,陽性反応適中率は男が2〜3倍高率であった.また,年齢とともに陽性率および陽性反応適中率が上昇した.RPHA法にLatex凝集法,または"モノヘム"を併用した2581人の陽性率は,RPHA法単独より2倍以上高くなったが,偽陰性の防止に役だつことが示唆された.
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