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今月の主題 筋疾患と臨床検査 カラーグラフ
筋生検
著者: 岡本幸市1
所属機関: 1群馬大学医学部神経内科学教室
ページ範囲:P.616 - P.618
文献購入ページに移動 神経・筋疾患の診断には罹患筋の組織学的な検査が必要なことが多い.通常上腕二頭筋または大腿四頭筋より採取し,凍結切片の組織学的,組織化学的染色(図1)以外に,電顕的観察,一部は生化学的検索も行われる.組織標本では,筋線維径の変化,筋線維の内部構築の異常,核の異常,間質の状態などに注目して鏡検する.異常所見として,①脱神経による「神経原性変化」,②筋肉自体の疾患による「筋原性変化」,および③特殊な筋線維の構造上の変化より診断される「先天性ミオパチー」などに大きく分類される.ここでは代表的な筋病変を呈示する.
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