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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻6号

1989年06月発行

文献概要

今月の主題 筋疾患と臨床検査 技術解説

免疫血清検査

著者: 高守正治1 松原四郎1

所属機関: 1金沢大学医学部神経内科学教室

ページ範囲:P.659 - P.666

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 骨格筋構成部分を標的とする免疫学的機序により発症.病像修飾が成立する重症筋無力症と筋炎をとりあげた.前者では,アセチルコリン受容体を標的とする抗体の検出について,2抗体免疫沈殿法,トキシン結合阻止法,組織培養法のほか,モノクローナル抗体産生細胞,合成ペプチド,イディオタイプ.ネットワークの観点から,概念と技術の進歩についてふれた.後者では,液性因子検出の疾患特異的陽性率は必ずしも高くないが,抗核抗体,抗筋抗体のほか,ウェスタンブロット法や分子生物学的手法の導入で抗原蛋白が特定されつつある現況をふまえ,抗Jo−1抗体ほか数種の抗体の検出と意義について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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