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今月の主題 筋疾患と臨床検査 技術解説
免疫血清検査
著者: 高守正治1 松原四郎1
所属機関: 1金沢大学医学部神経内科学教室
ページ範囲:P.659 - P.666
文献購入ページに移動 骨格筋構成部分を標的とする免疫学的機序により発症.病像修飾が成立する重症筋無力症と筋炎をとりあげた.前者では,アセチルコリン受容体を標的とする抗体の検出について,2抗体免疫沈殿法,トキシン結合阻止法,組織培養法のほか,モノクローナル抗体産生細胞,合成ペプチド,イディオタイプ.ネットワークの観点から,概念と技術の進歩についてふれた.後者では,液性因子検出の疾患特異的陽性率は必ずしも高くないが,抗核抗体,抗筋抗体のほか,ウェスタンブロット法や分子生物学的手法の導入で抗原蛋白が特定されつつある現況をふまえ,抗Jo−1抗体ほか数種の抗体の検出と意義について述べた.
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