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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻7号

1989年07月発行

文献概要

資料

デルフィアCA−50臨床データ集計報告—カットオフ値について

著者: 大倉久直1 原和子1 三橋文子1 伊藤忠一2 高橋和男3 大場操兒3 丸山守4 松井朝子4 森啓5 桑原正喜6 有吉寛6 長谷川敏明7 藤田誠一8 片山善章8 藤原拓樹9 飯田建一9 丸山洋二9 田中秀武9

所属機関: 1国立がんセンター臨床検査部 2岩手医科大学附属病院検査部 3独協医科大学附属病院臨床検査部 4新潟大学医学部附属病院検査部 5静岡済生会病院中央検査部 6愛知県がんセンター臨床検査部 7市立四日市病院中央検査部 8国立循環器病センター臨床検査部 9済生会中津病院核医学検査センター

ページ範囲:P.846 - P.850

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 時間分解蛍光免疫測定(TR-FIA)法の原理に基づく腫瘍マーカーCA−50測定試薬「デルフィアCA−50」につき,臨床上もっとも診断効率の高いカットオフ値を決定するため,多施設から得られた正常者1075例,悪性疾患1043例,良性疾患314例の血中CA−50値データを集計・解析した.正常者の分布の解析結果をふまえたうえで,さらに疾患群の分布を調べ,対象臓器を膵・胆・肝に絞り,悪性ならびに良性疾患における臨床的感度・特異性をROC曲線により検討して,カットオフ値を35U/mlと決定した.本カットオフ値を用いたときの膵・胆・肝悪性疾患での感度は74.9%(164/219),良性疾患での特異性は79.6%(156/196)であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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