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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻8号

1989年08月発行

今月の主題 糖尿病

技術解説

膵島抗体(ICA,ICSA)

著者: 花房俊昭1 桂勇人1 伊藤直人1

所属機関: 1大阪大学医学部第二内科学教室

ページ範囲:P.909 - P.914

文献概要

 膵島抗体の測定法および意義について,ICAを中心に概説した.測定においては,新鮮な膵組織を得ること,蛍光の判定に熟練すること,の2つがもっとも重要である.ICAはI型糖尿病の診断に重要な参考となる検査で,NIDDM患者で検出されれば,将来IDDMに移行する可能性が高くなるといわれる.今後,対応抗原の同定を含め,検査法の改良が望まれる.ICSAについてはその存在意義を疑問視する意見もあり,慎重な対応が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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