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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻8号

1989年08月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病 技術解説

インスリン遺伝子のDNA診断

著者: 武田純12 清野裕1 井村裕夫2

所属機関: 1京都大学医学部附属病院病態栄養部 2京都大学医学部第二内科学教室

ページ範囲:P.915 - P.920

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 近年の遺伝子工学の進歩に伴って,遺伝性疾患のいくつかについてDNA診断が可能となりつつある.糖尿病は遺伝素因の濃厚な疾患であり,何らかの関連遺伝子の異常が考えられる.最近,インスリン遺伝子近傍に多数の多型性が存在することが明らかにされた.その結果,Southernプロット法と遺伝連鎖解析によりDNA診断を行うことが可能となった.本稿では,筆者らが行っている方法を中心に,インスリン遺伝子の多型性の解析技術を具体的に解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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