icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻8号

1989年08月発行

文献概要

研究

ELISA法によるヒト血漿ビトロネクチン濃度の正常値

著者: 高橋恒夫1 細田真理1 関口定美1 長谷川有加2 下岡正志2 伊井一夫2

所属機関: 1北海道赤十字血液センター 2岩城硝子株式会社組織培養研究室

ページ範囲:P.957 - P.960

文献購入ページに移動
 健常献血者881名から得た血漿中のビトロネクチン(VN)濃度をELISA法により測定し,性,年齢,体重,血液型による差を調べた.CPD添加血漿のVN濃度は212±36μg/mlであり,CPDの希釈を補正すると正常値は162〜330μg/mlとなった.年齢とVN値に相関はなかったが,体重とは正の相関が認められた.男性のVN値は女性より高かったが,これは平均体重の差に起因すると考えられた.また,0型の平均値は他の血液型に比べ有意に高かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?