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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻1号

1990年01月発行

文献概要

腎臓病の病理・1【新連載】

腎生検の実際

著者: 坂口弘1 緒方謙太郎1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.90 - P.93

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 経皮的腎生検法は,1951年,Iverson&Brunによってはじめて紹介された.これは今日,腎疾患,特に糸球体腎炎の組織分類,病像・病態の把握などのためになくてはならない検査法の1つとなっている.この検査は生検針を用いて腎組織を,長さ約1~2cm,幅約1mmの検体として採取し,光学顕微鏡,電子顕微鏡,さらに蛍光抗体法による検索を行うものである.腎臓病の病理について概観する前に,本稿では,腎生検の意義,実際に行われている生検手技,採取された検体のそれぞれの検索のための処理方法とその原理について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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