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血清コレステロールの正常値
著者: 小泉順二1 馬渕宏1 竹田亮祐1
所属機関: 1金沢大学第二内科
ページ範囲:P.95 - P.96
文献購入ページに移動フラミンガム・スタディによると,TCと冠動脈硬化症(CHD)の関係は,240mg/dlを越えると直線的に高くなると,CHDを生じる閾値が考えられていた1).しかし,1986年に発表されたMultiple Risk Factor Intervention Trial(MRFIT)の成績で,150mg/dlより300mg/dlまで,TCが上昇すればするだけCHDによる死亡が増加することが示され2),現在では,TCは低ければ低いほうが冠動脈硬化に良いと考えられている.
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