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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻1号

1990年01月発行

文献概要

資料

解糖阻止剤4種(NaF,モノヨード酢酸,クエン酸,D―マンノース)の比較

著者: 佐藤富美子1 平野哲夫1 松崎廣子1

所属機関: 1東京警察病院中央検査第一部臨床化学

ページ範囲:P.109 - P.114

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 4種の解糖阻止剤について,その阻止効果を比較検討した.NaF,モノヨード酢酸は速効性に欠け,採血1時間以内に血糖値の低下を生ずる.クエン酸は速効性を有するが,溶解性が悪く,検体の溶血が起こりやすい.D―マンノースは速効性を有し,溶解性も良いが,阻止効果は十分でなく,また,血糖および他の検査項目の測定も可能だが,場合によっては影響を及ぼすこともある.以上それぞれ利点,欠点がみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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