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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻1号

1990年01月発行

文献概要

資料

COBAS BACTによる薬剤感受性測定と希釈法,センシディスク法との比較検討

著者: 三澤成毅1 小栗豊子1

所属機関: 1順天堂大学附属病院中央臨床検査室

ページ範囲:P.115 - P.119

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 臨床材料分離株を用い,COBAS BACTによる薬剤感受性成績を希釈法ならびにセンシディスク法と比較検討した.COBAS BACTと希釈法およびセンシディスク法との成績の一致率はそれぞれ,90~94%,73~94%であり,センシディスク法より希釈法とよく一致した.薬剤別には,一部の菌種と薬剤の組合せについては一致率が低く,また,偽感性の成績も多く認められた.菌種別には,COBAS BACTと希釈法とでは差が認められなかったのに対し,センシディスク法とではEnterococcusとPseudomonas aeraginosaにおいて一致率が低かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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