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特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド 総論 1 代謝と生理
11)毒性金属元素
著者: 和田攻1 佐藤元1 山崎幸子1
所属機関: 1東京大学医学部衛生学教室
ページ範囲:P.1334 - P.1338
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毒性金属元素に関する臨床検査の最も大きな目的は,金属中毒の検査である.しかし,この場合,二つの立場がある.
第一は,中毒患者の検査で,①原因金属の確認と,②中毒による臓器障害度の判定の二つが中心となり,前者は生体試料中の金属の測定により,後者はその金属による標的臓器の機能異常の検査により,これは通常の臨床検査の方法が中心的に用いられる.
毒性金属元素に関する臨床検査の最も大きな目的は,金属中毒の検査である.しかし,この場合,二つの立場がある.
第一は,中毒患者の検査で,①原因金属の確認と,②中毒による臓器障害度の判定の二つが中心となり,前者は生体試料中の金属の測定により,後者はその金属による標的臓器の機能異常の検査により,これは通常の臨床検査の方法が中心的に用いられる.
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