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特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド 各論 2 公害性・医原性金属
2)カドミウム(Cd)
著者: 本多隆文1
所属機関: 1金沢医科大学衛生学教室
ページ範囲:P.1448 - P.1452
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カドミウム(Cd)は,自然界には微量ながら主に亜鉛(Zn)とともに存在する.Cdを取り扱う工場労働者で,その健康障害が見いだされていたが,社会的にも大きく注目され,広く研究されてきたのは,神通川流域で多発したイタイイタイ病がCdによるとされてからである.Znや銅(Cu)などの非鉄鉱山や精錬所から排出されたCdにより河川や土壌の汚染された地域が現在も日本各地にあり,住民に健康影響をもたらしている.
カドミウム(Cd)は,自然界には微量ながら主に亜鉛(Zn)とともに存在する.Cdを取り扱う工場労働者で,その健康障害が見いだされていたが,社会的にも大きく注目され,広く研究されてきたのは,神通川流域で多発したイタイイタイ病がCdによるとされてからである.Znや銅(Cu)などの非鉄鉱山や精錬所から排出されたCdにより河川や土壌の汚染された地域が現在も日本各地にあり,住民に健康影響をもたらしている.
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