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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻11号

1990年10月発行

特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド

各論 2 公害性・医原性金属

2)カドミウム(Cd)

著者: 本多隆文1

所属機関: 1金沢医科大学衛生学教室

ページ範囲:P.1448 - P.1452

文献概要

測定の意義
 カドミウム(Cd)は,自然界には微量ながら主に亜鉛(Zn)とともに存在する.Cdを取り扱う工場労働者で,その健康障害が見いだされていたが,社会的にも大きく注目され,広く研究されてきたのは,神通川流域で多発したイタイイタイ病がCdによるとされてからである.Znや銅(Cu)などの非鉄鉱山や精錬所から排出されたCdにより河川や土壌の汚染された地域が現在も日本各地にあり,住民に健康影響をもたらしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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