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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻11号

1990年10月発行

文献概要

特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド 各論 2 公害性・医原性金属

6)白金(Pt)

著者: 髙橋修1

所属機関: 1(株)エスアールエル臨床化学部

ページ範囲:P.1462 - P.1465

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はじめに
 白金(Pt)は原子番号78,原子量175.09で,周期律表Ⅷ群に属する元素であり,銀白色で銅と同じ程度の硬度である.酸に対する抵抗性があることから,歯科領域や医療器具,機器の一部分として広く用いられている.
 Ptが注目されるきっかけとなったのは,1965年,Rosenbergら1)が,Pt電極を用いた大腸菌の実験であった.それを機に研究が進められた結果,Pt錯体として抗腫瘍性があることが明らかになった.中でもシスプラチンは,注目されている抗癌剤である.本稿ではシスプラチンの測定法を中心にして述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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