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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻11号

1990年10月発行

文献概要

特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド 各論 3 ホルモン・生理活性物質

1)レニン・アンジオテンシン系

著者: 寺山百合子1 二川原和男1 舟生富寿1

所属機関: 1鷹揚郷腎研究所

ページ範囲:P.1477 - P.1481

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はじめに
 レニン・アンジオテンシン(renin-angiotensin;R-A)系は,図1に示したようにアンジオテンシノーゲン(angiotensinogen;A-ogen)を出発物質として,レニンおよびアンジオテンシン変換酵素(angiotensinconverting enzyme;ACE)によりアンジオテンシンI(angiotensin Ⅰ;AI)およびアンジオテンシンⅡ(AⅡ)となり,その後アンジオテンシナーゼ(angiotensinase;A-ase)によって不活性分解物(A-aseは単一でないため一部はアンジオテンシンⅢ〔AⅢ〕を経る)に代謝されていく,一連のカスケードの総称である.本系は血圧,水・電解質代謝および酸塩基平衡に重要な役割を演じており,その本態はAⅡである(AIは不活性,AⅢは部分活性を有する).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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