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特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド 各論 4 結合蛋白
2)フェリチン
著者: 桜田恵右1 宮﨑保1
所属機関: 1北海道大学医学部第三内科
ページ範囲:P.1552 - P.1555
文献購入ページに移動はじめに
フェリチン(ferritin;Ft)は生体において鉄(Fe)貯蔵蛋白として知られているが,そのmicroheterogeneityの研究から病態生理学的意義が明らかにされつつある.Fe欠乏症,Fe過剰症,悪性腫瘍,炎症,感染症などにおける臨床的意義は,血清Ftの測定が容易になってからは著しいものがある.
以下,Ftの性状と作用,血清Ftの測定法と問題点などについて述べる.
フェリチン(ferritin;Ft)は生体において鉄(Fe)貯蔵蛋白として知られているが,そのmicroheterogeneityの研究から病態生理学的意義が明らかにされつつある.Fe欠乏症,Fe過剰症,悪性腫瘍,炎症,感染症などにおける臨床的意義は,血清Ftの測定が容易になってからは著しいものがある.
以下,Ftの性状と作用,血清Ftの測定法と問題点などについて述べる.
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