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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻11号

1990年10月発行

文献概要

特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド 各論 4 結合蛋白

3)セルロプラスミン(Cp)

著者: 宮沢光瑞1 大津信博1

所属機関: 1山形大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.1555 - P.1558

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測定の意義
 セルロプラスミン(Cp)はα2―グロブリンに属する銅(Cu)結合糖蛋白であり,オキシダーゼ活性を有する.この蛋白は肝臓で合成され,主に血中に分泌されるが,胆汁,関節液,涙液,脳脊髄液,羊水にも存在する.血中のCpは血清銅の90~95%を占め,Cu代謝異常をきたすWilson病で著明に減少する.また急性相反応蛋白の一つでもあり,活動性炎症で増加することから,疾患の診断,経過観察,予後判定に用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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