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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻11号

1990年10月発行

文献概要

特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド 各論 4 結合蛋白

4)オステオカルシン

著者: 上好昭孝1 大田喜一郎2 鳥住和民3

所属機関: 1和歌山県立医科大学整形外科 2和歌山県立医科大学検査診断学教室 3和歌山県立医科大学放射線科

ページ範囲:P.1558 - P.1562

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はじめに
 従来,骨代謝の血液学的なマーカーとしてアルカリ性ホスファターゼ(ALP)が用いられているが,肝障害などがあれば必ずしも骨代謝を正しく表現しない.ALPは肝障害を伴わない場合,大方は骨由来のものであるから,健常者においてはある程度反映するとされている.しかし,常にこの条件を満足しているとは限らず,新たな骨代謝マーカーが探索されていた.これはグルタミン酸のr位炭素がビタミン(V)K依存性の酵素反応によってカルボキシル化されたアミノ酸で,このアミノ酸を分子内に含有する蛋白質をGla蛋白質と命名されている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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