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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻11号

1990年10月発行

文献概要

わだい

液体クロマトグラフィー手法による微量金属イオンの計測

著者: 四ツ柳隆夫1 金子恵美子1 星野仁1

所属機関: 1東北大学工学部分子化学工学科

ページ範囲:P.1587 - P.1588

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 一般的に分析法が備えるべき要件は,感度,選択性,および正確度・精度であるが,特に臨床検査の場面を想定すれば,ミクロ化能力,生体マトリックス対応性,簡易迅速性,非熟練性,低コスト性などを重要な要件として加えることができるであろう.微量金属イオンの定量法としては,原子スペクトル分析法(ICP原子発光法,原子吸光法)や中性子放射化分析法が想起されるであろうが,これらによってしても上述の要件の充足は容易ではない.
 本小稿では血清アルミニウム(A1)の計測を例に,吸光/蛍光分析法と高速液体クロマトグラフィー(HPLC)との結合システム,プレカラム誘導体化一HPLCによる超微量金属イオンの分析法とその有用性について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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