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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻12号

1990年11月発行

文献概要

今月の主題 リハビリテーション―臨床検査の役割 検査計画

脳卒中

著者: 福田道隆1 近藤和泉1

所属機関: 1弘前大学医学部附属脳神経疾患研究施設リハビリテーション部門

ページ範囲:P.1604 - P.1608

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 3大成人病による死亡率は癌,心臓病,脳卒中の順で,近年脳卒中は減少してはいるが反面,生存者の後遺症としての片麻痺には実に多くの問題が存在している.急性期の全身管理,治療に加え,亜急性期,慢性期におけるリハビリテーション医学のうえでの問題を的確に評価するため,生化学的検査,電気生理学的検査,画像検査などによる病態生理を理解し,浮き彫りにされた問題について治療を行う必要がある.特にリハビリテーション医学特有のidentityに基づき,機能形態障害(impairment),能力障害(disability),社会的不利(handicap)などの概念に対応した評価や臨床検査,さらにリハビリテーション阻害因子,脳卒中再発防止に対する検査などを含む幅広い臨床検査を進める必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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