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今月の主題 リハビリテーション―臨床検査の役割 検査計画
虚血性心疾患
著者: 谷口興一1
所属機関: 1東京医科歯科大学霞ケ浦分院
ページ範囲:P.1623 - P.1628
文献購入ページに移動 近年,虚血性心疾患の急増は医学的・社会的に注目され,患者の生活の質的向上と予後の改善を目的とした治療が重要な課題となっている.なかでも心臓リハビリテーション,特に運動療法は,入院患者の早期離床・早期退院・早期社会復帰を含めて,上記の目的にかなった治療法である.しかし,重篤な合併症や心臓突然死などを惹起する危険性がないわけではない.したがって,安全性を重視した許容範囲の適正な運動処方を行うためには,安全性を検索する運動負荷予備試験,運動処方のための運動負荷試験が大切であり,運動処方決定には心拍数,心電図,自覚症のほかに,ATを基準とする方法を導入すれば,臨床的にも生理学的にも有用と考えられる.
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