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ボツリヌス菌の産生するADPリボシル化酵素
著者: 西木禎一1 阪口玄二1
所属機関: 1大阪府立大学農学部獣医公衆衛生学教室
ページ範囲:P.1658 - P.1659
文献購入ページに移動 ボツリヌス菌は強力な神経毒素(ボツリヌス毒素)を産生する1).ボツリヌス毒素は生体内でコリン作動性神経終末に作用し,アセチルコリンの遊離を阻害する.その機序は不明である.ボツリヌス菌は産生する毒素の抗原性によりAからG型に分類されている.このうちC,D型菌はボツリヌスC1,D毒素のほかに,2種のモノADPリボシル化酵素を産生する.これらの酵素はNADのADPリボース部分を蛋白などのアクセプター分子に共有結合させる.
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