icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻12号

1990年11月発行

文献概要

TOPICS

ボツリヌス菌の産生するADPリボシル化酵素

著者: 西木禎一1 阪口玄二1

所属機関: 1大阪府立大学農学部獣医公衆衛生学教室

ページ範囲:P.1658 - P.1659

文献購入ページに移動
 ボツリヌス菌は強力な神経毒素(ボツリヌス毒素)を産生する1).ボツリヌス毒素は生体内でコリン作動性神経終末に作用し,アセチルコリンの遊離を阻害する.その機序は不明である.ボツリヌス菌は産生する毒素の抗原性によりAからG型に分類されている.このうちC,D型菌はボツリヌスC1,D毒素のほかに,2種のモノADPリボシル化酵素を産生する.これらの酵素はNADのADPリボース部分を蛋白などのアクセプター分子に共有結合させる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?