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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻12号

1990年11月発行

文献概要

研究

酵素免疫測定法によるIgG-RF測定キット(EDOO1)の臨床的検討

著者: 小林茂人1 田嶋美智子1 廣瀬俊一1 江崎一子2 延永正2 境田博之3 東威3 山岸安子4 河合忠4 岩本幸子5

所属機関: 1順天堂大学医学部内科学教室 2 3 4 5

ページ範囲:P.1679 - P.1683

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 酵素免疫測定法によるIgG-RF測定キットを用いて,RA患者をはじめ各種疾患患者および健常人血清中のIgG-RFを測定した.RAでのIgG-RF陽性率は36.2%であったが,MRAおよびSjS合併のRAでは76.2%,59.3%と陽性率が上昇し,病態との関連性が示唆された.RA以外の対象疾患では,SLE9.6%,PSS 6.2%,肝疾患16.3%とRAに比較して陽性率は低かった.また,健常人においては,5.2%の陽性率であった.RAHA法,レーザーネフェロメトリー法など既存のRF測定法とは強い相関は認められず,Seronegative RAの約22%がIgG-RF陽性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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