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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻13号

1990年12月発行

文献概要

今月の主題 細胞接着因子 カラーグラフ

血管内皮細胞の形態

著者: 徳永藏1

所属機関: 1佐賀医科大学病理学講座

ページ範囲:P.1715 - P.1717

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 従来大動脈内腔面は一層の小型・類円形の均一な内皮細胞により覆われているというのが常識であった.しかしヒト大動脈は加齢に伴い内膜肥厚が著明となり,その内腔面を覆う内皮細胞は加齢とともに扁平化してくる.従来の方法ではより詳細な形態観察は不可能であったが,病理解剖例のヒト大動脈から内皮細胞を培養して観察すると,従来の常識と異なりヒトの内皮細胞は多彩な形態を示し,特に大型で多核を有するバリアント内皮の存在が明らかとなった.ここではバリアント内皮を中心に内皮細胞の諸性質について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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