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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻13号

1990年12月発行

文献概要

研究

経皮的留置カテーテルの微生物汚染様式の動物実験による解析

著者: 辻孝雄1 本田武司1 横井洋1 藪下安紀2 三輪谷俊夫2

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所 2ユニチカ(株)中央研究所

ページ範囲:P.1783 - P.1786

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 長期留置カテーテルに伴う感染は大きな問題である.われわれは,留置カテーテルの挿入部からカテーテルに沿って侵入する菌による感染を防止するカテーテルの開発を進めている.本論文では,カテーテルにいろいろな材質の円盤状フランジを取り付け,フランジで侵入する菌を阻止できないかどうかを検討したのでその結果を報告する.フランジの材質により菌の侵入阻止効果に差が出たことから,フランジの材質を選ぶことにより,菌の侵入阻止が可能になった.しかし,皮下に埋設するフランジのために切開する皮膚の損傷が感染には良くないという結果も得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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