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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻13号

1990年12月発行

文献概要

資料

九州地方で見いだされた日本海裂頭条虫症

著者: 宮原道明1 矢崎誠一2

所属機関: 1九州大学医療技術短期大学部 2鳥取大学医学部医動物学教室

ページ範囲:P.1790 - P.1793

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 日本海裂頭条虫のわが国における重要な感染源はサクラマスで,その20~30%にプレロセルコイドが認められている.本虫の主な分布地は北海道,東北,北陸,山陰などの日本海をめぐる地方である.しかしながら,流通機構の発達によりその他の地方にも拡散し,本症の散発例が増えている.今回,われわれは九州地方を中心に入手した6例の虫体を検討して,日本海裂頭条虫と同定したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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