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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻2号

1990年02月発行

文献概要

今月の主題 補体系 総説

補体系の生化学と機能

著者: 藤田禎三1

所属機関: 1筑波大学医学専門学群基礎医学系免疫

ページ範囲:P.145 - P.151

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 補体系は,約20種類の血清蛋白と数種の膜蛋白の総称で,その活性化は,抗原抗体反応に引続き起こる特異的反応の古典的経路と非特異的反応の第二経路より構成されており,生体防御に抗体とともにあるいは単独で重要な役割を果たしている.種々の生物活性は,補体の主要成分C3が分解されることで発来する.これらの補体活性化経路は種々の制御因子によりコントロールされており,さらに,細胞膜上には,自己補体による細胞破壊を守る強力なインヒビターが存在する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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