文献詳細
今月の主題 補体系
病態解説
文献概要
近年,補体系よりの腎疾患病態へのアプローチは,種々の研究がなされいくつかの新知見が得られている.また補体学の進歩により将来,腎炎病態について重要なテーマになると思われる結果も認められている.各種腎疾患でAGN, MPGN(Type Ⅱ), IgA腎症は第二経路,MN,SLEは古典的経路が主に関与していることが知られている.AGNは種々の因子により補体活性が出現している.MPGNはNephritic factorを主に病態の解明がなされている.また腎炎の病態にmembrane attack complexの関与が認められている.
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