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文献概要
今月の主題 補体系 病態解説
先天性補体成分欠損症
著者: 稲井眞彌1
所属機関: 1大阪医科大学病態検査学教室
ページ範囲:P.195 - P.199
文献購入ページに移動 わが国では補体成分欠損症のうちC9欠損症を含め後期反応成分の欠損症の頻度が高い.
わが国におけるC9欠損症の頻度は約1000人に1人で,また本症はわが国のどの地方でも,ほぼ同じような頻度で存在する.一方,わが国では前期反応成分の欠損症の頻度は非常に低い.C9欠損症を含め後期反応成分の欠損症は髄膜炎菌などグラム陰性球菌に感染する機会があった場合,これら細菌による感染症を発症する危険性が高い.
わが国におけるC9欠損症の頻度は約1000人に1人で,また本症はわが国のどの地方でも,ほぼ同じような頻度で存在する.一方,わが国では前期反応成分の欠損症の頻度は非常に低い.C9欠損症を含め後期反応成分の欠損症は髄膜炎菌などグラム陰性球菌に感染する機会があった場合,これら細菌による感染症を発症する危険性が高い.
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