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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻2号

1990年02月発行

今月の主題 補体系

話題

補体とMHC

著者: 徳永勝士1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.200 - P.201

文献概要

1.はじめに
 哺乳類や鳥類などでは,組織適合性を決定する一群の遺伝子が特定の染色体領域に密に連鎖して複合体を形成することが知られ,主要組織適合性複合体(Major Histocompatibility Comp1ex;MHC)と呼ばれている.MHC領域にはいくつかの補体成分の遺伝子も位置することから,免疫システムの遺伝的制御における役割は多大であるといえる.
 本稿ではMHCに属する補体遺伝子群について,MHCハプロタイプや疾患感受性に関する話題を紹介し,また近傍に見いだされた新しい遺伝子群についても触れたい.なお,ここでは主としてヒトに関する知見について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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