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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻2号

1990年02月発行

文献概要

資料

Protein C測定におけるアミド水解活性法(Berichrom Protein C),ELISA法,抗凝固活性法の比較

著者: 田中由美子1 川田勉1 小野仁1 太田川和美1 関つぐみ1 芝高子1 池田政勝1 市川幸延2 布施川久恵3 安藤泰彦3

所属機関: 1東海大学医学部付属病院中央臨床検査部 2 3

ページ範囲:P.231 - P.236

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 Protein C (PC)測定法についてアミド水解活性法(アミド法,Berichrom PC)を中心に検討し,ELISA法,抗凝固活性法(凝固時間法)と比較した.アミド法は自動測定装置による測定が可能であり,迅速性,簡便性,再現性に優れ,ビリルビン,ヘモグロビン,脂質の干渉も少なかった.3方法により測定した患者血漿のPC値は,膠原病患者群では高値,DIC群,肝疾患群で低値を示し,3方法とも一致した成績であった.これに対し,ワーファリン投与群では,アミド法,ELISA法に比し,凝固法でより高率に低値例が認められ,前2者と解離する例があった.これはアミド法,ELISA法が,PIVKA-PCをも測定するためと思われた.この点に注意すれば,アミド法は有用なPC測定法と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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