文献詳細
文献概要
TOPICS
癌の定量的悪性度評価とDNA ploidy
著者: 米村豊1
所属機関: 1金沢大学第二外科
ページ範囲:P.344 - P.345
文献購入ページに移動 休止期の正常細胞はつねに一定の染色体数とそれに対応した核DNA量を有しているのに対し,癌細胞ではしばしば正常細胞とは異なったDNAploidyがみられることが知られている.近年,癌の診断,予後の推定や悪性度診断にDNA ploidyの測定が広く普及しつつある.
測定の原理は,DNAに特異的に結合する色素(propidium iodide, DAPIなど)で細胞核DNAを染色して,顕微蛍光測光装置(OLYMPUS社,NIKON社)やフローサイトメトリー(Coulter社,Becton Dickinson社)により測定するが,このとき,癌細胞のstem lineのDNA量を,正常細胞のstem lineのDNA量(2C)の相対値で表現する.
測定の原理は,DNAに特異的に結合する色素(propidium iodide, DAPIなど)で細胞核DNAを染色して,顕微蛍光測光装置(OLYMPUS社,NIKON社)やフローサイトメトリー(Coulter社,Becton Dickinson社)により測定するが,このとき,癌細胞のstem lineのDNA量を,正常細胞のstem lineのDNA量(2C)の相対値で表現する.
掲載誌情報